大和先輩

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「あれ、もしかして岩田か?」 呼ばれて振り返った先には、2年生の時担任をしてもらった小林先生(推定50歳)が立っていた 「お久しぶりです!卒業以来だから6年振りですかね?」 やさしい笑みの小林先生は、うんうん、と頷いている 「もう、そんなになるか…元気そうで良かった。ああ、今日はどうした、弟か?」 私が体育館の方を気にしていたせいか、那月に用事だと思われたらしい 「いえ、その…岡田先生に…」 何をどこまで言っても良いのか判らないから、言葉は慎重に選んだ
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