大和先輩

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「そうか、岡田先生は男子バスケ部の監督をしていたなぁ。」 えっと…どうしよう 何か体育館に行きづらくなっちゃった 困っていると、先生の向こうに救いの神…基(もと)い、那月の姿が見えた 「あれ、姉ちゃんどうしたの?」 私の視線に気付いて、那月たちいつもの4人が近づいて来た 「お疲れ様。ロードワークに行ってたの?」 4人とも外履きのバッシュを履いている 「はい。今日はトレーニングメインでしたから。そろそろ女バスも終わりますし、今から居残りです。」 いつも以上に修の言い回しが丁寧なのは、たぶん小林先生がいるから 「…もしかして『オータ』さんに会いに来たとか?」 だーッ! 弟よ…カンが良いなら、私の気持ちも読んでちょうだい!!
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