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「は?…あれ…悠、こんなところで何してんだ?」
オータは那月の肩越しに私を見つけ
「…本当に結婚するのか…?」
「うわッ、小林先生いらしたんですか!」
続いて小林先生に気付いた
オータに会えて笑顔になった私だったけど、すぐにその表情から笑顔が消えた
だって…私を見つけた時のオータの表情が、どう見ても喜んでいる様には見えなかったから
「・・・私、帰る。小林先生、失礼します。」
私は小林先生へと一礼して、正門に向かって歩き出した
「え…あ?…ちょっと、悠?」
慌てたオータに掴まれた腕を、私は強引に振り払った
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