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幸せに浸る私なんてお構いなしに、隣のハート泥棒はもそもそと布団の中でこちらに腕を伸ばしながら、早く早くと私を急かす。 そんな可愛くてせっかちな旦那様の望むように両腕で彼の頭を抱え込むと、私の胸に頭をぐりぐりと押し込めた眞緒は満足そうに頬を緩めた。 緩やかに眞緒の髪を撫でながら、実はずっと前から疑問に思っていたことを尋ねる。 「ね、眞緒…?」 「ん…?」 「眞緒はいつから…、その。私のこと…、えっと。………。」 「なに?」 「だから、その……いつから…?」 「あぁ…。俺がいつから亜子のこと好きだったかってこと?」 「うん…。眞緒ずっと私に冷たかったし、絶対嫌いなんだと思ってたから…。」
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