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「眞緒…」 「ん?」 「大好き。」 「……俺も。」 「ふふ。私の方がもっと好きって言ったじゃんか。」 「じゃ……、もっかいしてくれる?」 ガバっと起き上がったかと思えばいきなり覆い被さってきた眞緒に驚き、声を上げることさえ忘れてしまう。 「俺の事大好きならいいよね?」 「……っっ!!」 「15年も”待て”ができるなんて、俺ってハチ公よりすごいと思わない?」 「でも…!ハチ公はこんなことしないよ…!」 「当たり前だろ。俺は亜子の旦那さんなんだから。」 「なんか言ってることよくわかんない…。」 「亜子…、もう黙って。」 その言葉を最後に眞緒の唇が降ってきた。
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