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その日、 ひとり取り残された部屋で、私は何年かぶりに子どものようにいつまでも声を上げて泣いた。 もうあんな男と一緒に居たくない。 私を傷つけるばかりで全然優しくもしてくれないあんな男が私の夫だなんてもう耐えられない、と。 そしてその日から、私は眞緒と寝室を共にすることをやめた。 もちろんこれまでも同じ部屋で寝ていたというだけで、彼との間には何もない。 布団にしてもかなりの距離を開けていたし、一切肌の接触なども許してはいない。 汚れたのはこの戸籍だけであって、私の身体は未だ純潔を保ったままでいるというのに…。 同じ空間にいること自体が耐えられないほど、私は眞緒のことが憎くて仕方なくなっていた。
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