119人が本棚に入れています
本棚に追加
担『伊藤ー。もう少し早くこげ!(笑)』
千『はぁーい』
わたしが到着するとすぐにHRは終わり、休み時間だ。
実『千晃ー、朝暇だったんだからねぇ。』
しかめっ面ですぐにわたしの席にきた実彩子。
千『今日ぼーっとしちゃってさ(笑)ごめんごめん』
笑顔で答えた。
実彩子には付き合ったこと言ったほうがいいのかな。
すると実彩子に腕を引っ張られた。
実『千晃、見てみて。直也くん!』
そこには遅刻している直也先輩の姿があった。
千『ほんとだ(笑)遅刻しちゃったんだね、直也先輩』
実『遅刻すればよかったぁ』
直也先輩に向かってつぶやく実彩子がかわいくて思わず微笑む。
その様子を見ていた真司郎が笑いながら言う。
真『千晃は好きなやつおらんのー?』
千『え……『俺千晃と付き合ってるから』
わたしの言葉を遮ったのはにっしー。
真『ホンマに!?』
妬いてくれたかな。
真『千晃ににっしーもったいないやん!なんで千晃OKしたん?』
千『え……んー……』
なんですぐ答えられないんだろう。
自分がうざい。
隆『真司郎!千晃が困ってるじゃんかー!』
真『あーごめんごめん(笑)』
笑顔で言う真司郎に思わずキュンとしてしまうわたしはどんなドラマにも出てこないくらい最低だ。
最初のコメントを投稿しよう!