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隆『俺にも見せてよぉもう』
拗ね気味のにっしーが真司郎に抱きつく。
こんな時ばっかりはにっしーになりたいって思っちゃうな。
真『いやー!やめてや!キモチワルイ』
そう言ってにっしーをはらう姿までもが輝いていて、見惚れてしまう。
真『しかもにっしーが赤ちゃんみてわぁかわいい(-^〇^-)とか言ってたらむちゃくちゃ引くし!なんかアブナイやんそれ』
隆『しんちゃんひどぉい』
そんなやりとりを見てるとほんとに笑っちゃう。
真司郎とわたしは相変わらず距離が近い。
わたしはこんなにドキドキしてるのに、真司郎はなんとも思ってないからこんなに近寄れるの?
真司郎はわたしをどう思ってるの?
真『そういや今日実彩子遅いなぁ』
心配そうな目であなたが言うから。
この距離の近さはなんとも思ってないからなんだね。
みるみるうちに肩が落ちて背中が小さくなるのが自分でもわかる。
真『なんやねん。そんないきなりシュンとして。なんかあったんか?』
優しく顔をのぞきこむ真司郎はやっぱりかっこよくて、わたしの好きな真司郎だった。
そんなことされるから、もうわたしはさっきの憂鬱なんかどこかに行っちゃうくらい気分がよくなれるんだよ。
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