ep3

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チャイムが鳴るギリギリの時間実彩子が教室にはいってきた。 真『実彩子!今日は遅いやん!』 心なしか真司郎が明るくなった気がする。 実『寝坊寝坊(笑)』 千『実彩子も寝坊するんだぁ……』 いつもしっかりしている実彩子が寝坊なんてわたしからしたらありえなかった。 隆『まあ宇野ちゃんも一応人間だから寝坊のひとつやふたつするだろ?(笑)』 にっしーが笑いながら言ったのと同時くらいにチャイムが鳴った。 わたしの実彩子にLINEを送った。 chiaki ito(今日お昼2人でたべない?) 最近は4人で食べていた昼食を2人きりで食べたいとさそった。 Misako♪(いいよ♪なんかあった(´・_・`)?) 心配そうな実彩子の顔が目に浮かぶ。 chiaki ito(いろいろ話したいことあるし!そんなに心配しないで。) HRも始まっているし、携帯をポケットの中にいれて、頬杖をつく。 たまにふと地元に戻りたくなる。 全然都立なのに、みんな私立並みにいろんなところからくるから地元が同じなのは真司郎しかいない。 中学校が同じ人なんてだれもいない。 この学校は好きだけどたまに急に寂しくなるのは、なんで?
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