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「かをりちゃんが集中治療室に入った日公生も一緒にお見舞いに来てたんだぜ」
「へぇー渡君と有馬君の2人で来るのって珍しいね」
「あれから公生元気ないんだよ」
「そうなんだ、お母さんの事思い出させちゃったかな?」
かをりはうーんと唸り少し考え始め
「渡君、お願いがあるんだけど…」
かをりが言いかけると渡はそれを遮るように返事をする
「いいよ」
「まだ何して欲しいか言ってないよ」
公生と同じようなやり取りをした事を少し思い出しながら渡は言う。
「好きな女の子の頼みなら何だってするよ」
「それに俺のかをりちゃんのお願いだしな」
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