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夢から覚ますように群れて鳴くスズメ。
起きろとカーテンの隙間から光を照らす太陽。
ゆっくりとベッドから起き上がる。
すぐに部屋に立て掛けている鏡で自分の顔を見る。
夢だと分かっていた。
目の前には少年の秀行もいないし少女の尾崎もいない。
いるのは涙の痕を付けた16歳の俺だけだ。
そして一つの決意が俺の中で固まった。
俺は絶対に文化祭ライブを成功させる。
Hated personの復活を誓った。
そして、これは親友の秀行を傷つけることになるかもしれない。
俺自身傷つくかもしれない。
でもどうしようもないんだ。
俺は文化祭ライブが終わった後、尾崎に気持ちを伝えよう。
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