第1章

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その反応を見て彼は 「あーまだ早いかしらね!教えるのが嫌ならいいのっ!ごめんなさい、アタシ普通にこういうことしてしまうから・・・嫌なときは遠慮せずに行ってちょうだいっ」 と、早口で焦りながら言う あぁ、渋い顔をしたのが 彼に連絡先を教えるのが嫌だと思われてしまったのか 私は軽く笑いながら 年上の彼にあわてっぷりがなんだか可愛いなと思いながら 「すみません、別に教えるのが嫌なのではなく。あまり私は機械が得意ではないので、メールなどはあまりできないのです。だから、できれば電話にしてもらえますか。出れなかったときは気づいたら折り返しかけるので」 私は、あの絵文字だとかなんだとかは全く使えない 業務連絡みたいな分しか送れない 改善しようと思いつつ何を送ればいいのかよくわからないのだ
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