第1章

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仕方がないじゃないかと思いながら 私は彼から目をそらす 「一応社会人でね、この学校の卒業生なの!それで今は高校の近くで喫茶店を開いてるのよ」 喫茶店か・・・ 部活もあり寄り道などはしないから近くにあったのは知らなかったな 「そうなんですね。」 私がそういうとニコッと笑いながら 「この学校の教員に同級生がいてねっ、たまに配達に来るのよ~そこで、貴女のことも知ったの。練習の風景も何度か見たことがあるのよ」 「・・・気づきませんでした。知らないなどといって申し訳ありません」 そう頭を下げる ・・・配達に来ていたのか 私は、何かを思い出しそうで 思い出せなかった
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