テストが終わっていつの間にやら

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さんさんとした太陽の暑さが夏の兆しを物語ってる今日このごろ。 春と夏のちょうど真ん中くらいの中途半端な暖かさに包まれたここ白帝学園。 その学園の敷地である霊能科校舎の下駄箱前に張り出された1枚の紙を見て、このやや暑い空気が凍りつくくらいの氷点下な空気を身に纏い、文字通り凍っているみたいに微動だにしない少年がそこにいた。 「………解せん」
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