第1章

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 そうして、チャーター便の相場を こまごまと、話し始めた。  だから、大丈夫だよ、と.....  春之助なら本当にそうしてしまいそうで、  そして、そうすることがわかっているからこそ、  本気にならない前に、  春之助の熱情に、  さりげなく制止をかける... 「ありがとう、べべちゃん、   気持ちだけで、とってもうれしい... でも、無駄遣いはだめよ...」 「百合のためなら、無駄なことないぞ!」 「.......」 ときどき、ほんとに胸キュンなことを 言ってくれる。 「べべちゃん、ありがとう  来月は会えるのかしら?」 「スケジュールみて、また連絡するけど、  今度は、海外にしよう!  百合には寂しい思いさせてしまったからな」 「ほんと?」 「もちろんだよぉ。    もう泣くんじゃないよ、いいね?」 「わかりました 大好きよ、べべちゃん」 「うん」
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