第1章

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”百合姫へ  ふつうのカップルみたいに、  近くにいれなくて、ごめん。  いつも申し訳ないとおもっているんだよ。  いつか、ちゃんと百合ちゃん孝行するけんね。    それまではこれで我慢してくれ。  これを僕ちんと思って、首に巻いておくんだよ!  お? 首には巻けないか。  んじゃ、手首でいいや。  あ、それから、百合!  僕ちんの人生に足を踏み入れてきてくれて  ありがとう。  これからもよろぴくね!” こんなメッセージとともに送られてきた、 白いサテンのリボンで彩られた ターコイズ・ブルーの小さなボックス・・・  
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