第1章

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 「あのーその電話は何かの間違いです。 私はもちろんそんな電話はしていないし、 ほかの誰もそんな予約変更の電話はしていませんが。 誰か電話した?」  佐藤はあとの四名に目で一人一人確認したが、 四名はもちろん全員首を横に振った。  「その予約変更の電話はいつ入ったんですか」  「えーっと、 たしか二日前の二十一日でしたね。 電話ではお名前は佐藤様と名乗っておられましたが」
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