47人が本棚に入れています
本棚に追加
一瞬、体育館の中が絶対零度まで凍りつく。
「な・・・なん・・・で・・・。」
呆然としたあたしとは対照的なさやかさんの冷たい視線。
「一斗、正気?こんな子のどこがいいの?」
「何で、何で、何で、何で、お前はいつでも質問だらけなんだ?うざいんだよ。」
「一斗。あたしがどんだけあんたに尽くしたと思ってんの?」
あたしの存在を無視したようにあたしの頭上で話が進行していく。
「は?こっちが頼んだわけじゃないだろ。マジ、うぜ。」
気が付くとさやかさんの取り巻きか?上で見学していた女子連中が周囲を囲んでいた。
「一斗!」
「どういう事なの?」
口々に叫ぶ。
最初のコメントを投稿しよう!