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あたしはいてもたってもいられなくてその場を離れようとそっと腕からすり抜ける。後ずさり。
それに気づいた一人の取り巻き。
「ちょっと待ちな。何で逃げんだよ。」
全員の視線が一斉にあたしに向く。
「あ・・・あたしは・・・関係ありませんから。」
消え入りそうな声で抗議する。
「関係ないことはないだろ!」
胸ぐらをつかまれて引きずり回される。
奴がその女とあたしの間に割って入る。今度は女たちから守るように正面から抱きしめられた。
く・・・苦しい。
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