同級生

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「えっ、来月って もう十日もないよ、お兄ちゃん」 真琴ちゃんは既に涙腺がヤバイ 「そんなに急に決まってしまうものなの?」 歩美ちゃんも動揺を隠せない表情を見せた 「週末には寮に荷物を送って 向こうで受け取らなきゃだからさ 優莉乃ちゃんと同じ日取りになりそうだな」 功介の言葉に みんなでカレンダーに視線を移した 「……週末には帰って来るから なっ、真琴」 真琴ちゃんの顔を覗き込み 功介は小さく呟いた
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