同級生

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この家で 功ちゃんと真琴は共に 兄妹として時間を過ごし 功ちゃんは何時も何時も 徹底的に真琴を 私たち家族を守って行くスタイルで 事実を打ち明けず 自分自身の想いにガチガチに蓋をして 切ない恋心を過ぎて来たのだろうと あの日の功ちゃんの宣言を聞いた時から 日毎に、 どれ程の切なさを舐めて来たのだろうと その当時の功ちゃんの胸の内を想うと 幸せな二人を眺める時に ふと、涙が込み上げて来る時が 今でも時々ある私だった
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