6人が本棚に入れています
本棚に追加
こころと身体が切り離されている。
分かっていても身体が動かないんだ。
働かなきゃいけないのにあたまの信号が身体に行き渡らない。
だんだんこころが死んでいくんだ。
だから、思いきってみた。
なにもかにも捨てることにした。
ぼくが決めた。
時間に流されて、誰かに縛られて、見えなくなって、こころと身体が分離した。
ぼくの時計が止まりそうだった。
その中でぼくを繋ぎ止めたのは、空に浮かぶ太陽でも月でもなくて、踏み出した先で笑っていた君たちの姿だった。
最初のコメントを投稿しよう!