あゆむ

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こころと身体が切り離されている。 分かっていても身体が動かないんだ。 働かなきゃいけないのにあたまの信号が身体に行き渡らない。 だんだんこころが死んでいくんだ。 だから、思いきってみた。 なにもかにも捨てることにした。 ぼくが決めた。 時間に流されて、誰かに縛られて、見えなくなって、こころと身体が分離した。 ぼくの時計が止まりそうだった。 その中でぼくを繋ぎ止めたのは、空に浮かぶ太陽でも月でもなくて、踏み出した先で笑っていた君たちの姿だった。
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