あゆむ

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ぼくは決めた。 ぼくは切り離されていたこころと身体を繋ぐ努力をして、錆びたぜんまいを回し続ける。 いつか。必ず、鐘は鳴る。 今度は挫けずに最後まで。 そして、進むんだ。 今まで見たことのない世界を知るんだ。 だから、焦らず刻むんだ。 前みたいに急がずに、一秒、一分。 君たちに並んで歩けるように。 そう思ったとき、ぼくに君は手を差し伸べた。
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