第5章

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「そして、鈴さんからいえ、まだ生きておられた夫の正樹さんから依頼を受けた祖父が…ソレを研究室に指示。 それだけの資産をお祖父様は、お持ちでしたし…祖父は正樹さんと一緒に居たのですよ。」 一緒に居たって何時!? 「鈴さんが…名前は後でわかりましたが、鬼ロクと呼ばれる人と丘の上に登り、笑顔で話しを、している時を見ているのです。正樹さんと父は…。たまたま大学の友人達と川遊びに行っていました。」 でも… 「そうです…でも、確証は、無かった。」 うなづく。 「でも…鈴さんの依頼内容を聞いた時、解りました。 貴女のお祖父さんは”弟さんも”見ているんです。 建築中の家を見に行ったのは、一人では無かった。兄である正樹さんも一緒だった。」 だからです…と。確信を得たと。
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