第5章

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『許可は取ってあります。』 キミちゃんがセカンドバックから改葬許可証を見せ 『こちらもです。』 と…受け入れ証明書も見せる。 「そうですか…では。」 と相原さんは声をかけ 「観自在大菩薩… 」 始まった… そう、外人墓地で…まさかの般若心経… 勿論、その出で立ちは袈裟を着た ”お坊様” である。 レア…嫌、レア過ぎる。 『時間も無いので…』とキミちゃんが、管理事務所にもう一度連絡を入れると、管理人らしき人が大きなスコップとバケツに小さなスコップを持ってやって来た。 お経流れる中、外人墓地で 掘り返しが始まった… 骨? かと、思いきや骨壷だ。 「良かった… 換えていたらしいですよ。随分前に。全て正樹さんが…。」 おじいちゃん?
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