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起きた朝・・・
いつもと違うのを感じた。
ここはどこだろう・・・お決まりの朝の様。
しかし、ひとつ・・・違うのは、隣りに眠る彼は
死んでいる・・・
確かに、昨日までは生きていたのだ。
正確に言うと私を抱き・・・しめる迄。
会社の柴田さん。
誰も知らない。
そして誰にも知られることの無い人になった。
もうひとつの私の姿・・・
”いばら姫 ”
それは呪われた血・・・
知られてはいけない。
私を抱きしめたものは、その記憶を闇の中へ
身体ごと葬られるのだ。
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