第1章

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起きた朝・・・ いつもと違うのを感じた。 ここはどこだろう・・・お決まりの朝の様。 しかし、ひとつ・・・違うのは、隣りに眠る彼は 死んでいる・・・ 確かに、昨日までは生きていたのだ。 正確に言うと私を抱き・・・しめる迄。 会社の柴田さん。 誰も知らない。 そして誰にも知られることの無い人になった。 もうひとつの私の姿・・・ ”いばら姫 ” それは呪われた血・・・ 知られてはいけない。 私を抱きしめたものは、その記憶を闇の中へ 身体ごと葬られるのだ。
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