第3章

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それは ”青の薔薇窓”だったと。 『奇跡…それしか無いでしょう!?』 青い薔薇が示すのは ”奇跡”…”神の祝福” そして…”夢叶う” この場合の”夢”が 普通に生きる…こと。 その重みを知るのは、 多分、私達だけ… ”呪われし薔薇の女系” 英国王立刺繍学校で一番の成績の為に、指を針で痛めながらひたすら針を通す日々…願う気持ちはまるで千人針。いや…それを軽く超えただろう。 お父さんとの最初の出会いは、そんな日々の中、嫌がらせの数々…そんな中。 通うのは位のあるお嬢様方々だ。 何処の馬の骨だかワカラナイ東洋人なんかに…と言う気持、解らないでも無い… 何せ、”王立”だもの。 偉い位のある人は、自らの手は汚さない。人を使うんだよね。いつの時代も。 …それからお父さんは救ったんだね?結果的に救ったのは警察だけどね。
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