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でも…”何故”…が残っている。
「根本が解らないの…。
ハル君。何故?私達はそんなに
会ってはいない。
なのに、何故おばあちゃんや、お母さん?
ソレニ、ワタシの今が解ったのか!?
意識下のソレが解るのは?
おばあちゃん達と話が通じるのは?
依頼があったから…だけでは無いハズ。
どうして…!?」
顎を、右手でなぞり…少し目を泳がせ…
「キミの所に遊びに行った時、同じ中学に入ったばかりの春、紗月さんの誕生日。確かに、今はご夫婦でお食事に行かれるそうですが、奴、キミが6年生迄は普通に凜さんのお宅で誕生日パーティーをなさっていましたよね?」
確かに…小学生の間は…って。
「ただ、中学一年になった春、あの誕生日会だけは、キミの家でやったのを覚えていませんか…。」
あぁ…そう言えば…
うちのお母さんが、店の荷物の搬入の手伝いでギックリ腰やったかなんかした時があって…お父さんが付き添い入院したからって。
「その時、一人居ませんでしたか?黒縁眼鏡の男の子…です…。」
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