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ア~イタッ…イタイ…感じの子が居たわ…
「え”… 。」
「僕です。」
そういう事です…と。
…って…そういうことぉ… おっ !?
「はぁぁ…」
思わず溜息が漏れる…
「其れと…凜さんの誕生日の日。」
あぁ、おばあちゃんから盃だか…飲みかけのワイン飲んだから…?
「最後に鈴さんの隠し玉にあいまして…右手です。」
あぁ…と離さなかった手を思い出す。
全く…と呆れたのよ。
ダンス迄して、花が咲いた様なおばあちゃん…ね。
「右手に隠されていたのは、僅かですが棘の名残りの様なもの。それは盃の後で…反応しましてね。鈴さんと、交信出来る様になりました。不思議なんですよね…。」
そう言うと又右手を顎にやる。
はっは~ん。
おばあちゃん、もしや…と思いながらハル君の顔を今度は私が覗き込む。
「大丈夫ですよ。」
え”!?
「凜さん。貴女の事もちゃんと見えていますから…。」
イヤ~~~ン!!!
………瞬間、目を見開き…次に閉じ…両手で顔面を押さえる…。
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