第5章

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車に荷物を積み込んで… SUVの車高の高い車だ。 大型のスーツケースも楽々入る。 キミちゃんの車は、オフロードOKのワイルド系。彼女が助手席に立ってサンルーフから上半身出し、山道で嵌っているバイクにヒューヒュー言ったとか…聞いたことがある。遊ぶ機会の多いキミちゃんにはお似合い。 「少し休むといいですよ。凜さん。」 『ん、そうだな…お前少し疲れた顔してる。後ろ乗れ、寝てていいから。』 ハル君とキミちゃんの言葉に甘え、後部座席に席に座る。 「僕も…と、言いたい所ですが助手席にしておきます。」 「当たり前だ!迎えに来させておいて…俺は運転手じゃないぞ。」 2人の笑い声をバックに、目を閉じる… 『ソレで…大丈夫だったのか?』 「大丈夫…。」 『それじゃ、向かうか…。』 「あぁ…。」
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