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海翔にエスコートされて、
颯介さんのお店に入った私は、
お店の控室で
「わぁ、やっぱり思った通りー!
芽依ちゃんって、こういうの絶対似合うって思ってたのよねー!
今度はこっちも着ましょうね。
うちの旦那さんがデザインしたものだから遠慮しなくて良いからね?」
「あぁ、はい。ホントに素敵なドレスですね」
「あら、愛菜、こっちも似合いそうじゃない? ねぇ、芽依ちゃん、こっちも着てみて」
「母さんが選ぶのって、ちょと古くない? 絶対こっちが良いわよ」
「あら、そうかしら? 落ち着いてて良いと思うんだけど……」
「ねぇ、芽依ちゃんはどっちが良いと思う?」
「どっちも素敵だと思いますよ」
海翔のお母さんの彩乃さんと、お姉さんの愛菜さんによって、
着せ替え人形のように、
色んなタイプのウェデイングドレスに着替えさせてもらっている。
お店に入って直ぐに、
私たちのためにサプライズでお祝いをしてくれると聞かされた時には、
感激して泣いてしまったんだけど……。
今は彩乃さんと愛菜さんのテンションの高さに圧倒されてしまっている。
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