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社長室を出て少し歩いていると義人さんが近寄ってきた。
そして肩を組みながらこっそり話してきた。
「彼方、お前の秘密、陽夜さんから聞いてるから安心しろよ。なんか困ったことあって、陽夜さんが捕まんなかったら俺に言ってくれて全然いいから」
「あ、ありがとうございます」
「いいってことよ!精神面のサポートもマネージャーの努めだろ?」
なんというか義人さんはお兄ちゃんという感じだな。
「あ、ずりい!義人さんだけ彼方と仲良くして!」
そう言ってきたのは秋斗だった。
「な、仲良くなんてしてないよ」
「え、俺と仲良くしてくれないの??」
「そ、そういうわけではないっすよ」
「じゃあ、同い年でこれから一緒に暮らす俺とは仲良くしてくれんの?」
「は???なんでそうなるんだよ!??」
なんなんだ。
こいつら話が伝わらないぞ。
「おい、お前ら。エレベーター来たから乗るぞ。なにごちゃごちゃやってんだよ」
エレベーターを呼んでくれた灯は呆れた顔をしながらわたしたちのを呼んだ。
「え、俺もお前ら????一応マネージャーなんだけど・・・」
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