第2話

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社長室を出て少し歩いていると義人さんが近寄ってきた。 そして肩を組みながらこっそり話してきた。 「彼方、お前の秘密、陽夜さんから聞いてるから安心しろよ。なんか困ったことあって、陽夜さんが捕まんなかったら俺に言ってくれて全然いいから」 「あ、ありがとうございます」 「いいってことよ!精神面のサポートもマネージャーの努めだろ?」 なんというか義人さんはお兄ちゃんという感じだな。 「あ、ずりい!義人さんだけ彼方と仲良くして!」 そう言ってきたのは秋斗だった。 「な、仲良くなんてしてないよ」 「え、俺と仲良くしてくれないの??」 「そ、そういうわけではないっすよ」 「じゃあ、同い年でこれから一緒に暮らす俺とは仲良くしてくれんの?」 「は???なんでそうなるんだよ!??」 なんなんだ。 こいつら話が伝わらないぞ。 「おい、お前ら。エレベーター来たから乗るぞ。なにごちゃごちゃやってんだよ」 エレベーターを呼んでくれた灯は呆れた顔をしながらわたしたちのを呼んだ。 「え、俺もお前ら????一応マネージャーなんだけど・・・」
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