Act.11 Side Ayumu

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「なんでそんな事になったんだよ」 笑いながら聞くと瀬那川はコホンと咳払いをしてからそのいきさつを話し始める。 「まぁ…黒田さんにだけは負けたくないんで…」 「それは分かるけど、100日で映見ちゃん落とせる自信あるのか?」 「絶対落とします」 言い切る瀬那川にまた笑ってしまった。 この男は、本当に面白い。 けれど黒田君と別れてもう4年。 そろそろ映見ちゃんも、同じ場所で立ち止まっていないで新たな恋に歩み出すべき時期が来ていると思う。
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