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やがて瀬那川蓮都に自分の手の内を見せることで龍都と冴子をもう一度やり直させるための協力者を得た俺は、忙しく株集めに没頭し始める。
そんなこともあって、余計に葉月との距離感は離れて行った。
あくまでも会社の上司と部下。
けれど、酒を飲みに出れば愉快な仲間。
そんなつかず離れずな関係を2年も継続していたある日の事だった。
仕事を終えて、帰り支度をしていたところに、珍しく葉月から内線が入る。
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