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男C「全く、お前ら帰るぞ。」
男達は、僕を置き去りにして何処かに行ってしまった。
幸一(独りか、血が止まらないな。)
僕は冷静でいられた。
多分、もうすぐ痛みや、苦しみから解放されるからだろう。
薄れ行く意識の中で、さっきの姉さんの言葉を思い出した。
幸一(最後の最後まで良いこと無かったな。)
僕は泣きながら意識を失った。
それから約1ヶ月後姉さんによって無事、保護された。
凪沙「幸一、幸一死なないで。」
僕は生きてるの? 何で姉さんは泣いてるの?
僕は生きていた。
けれど、代わりに心が、感情が無くなっていた。
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