全ての始まり 凪沙side

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彼が誘拐されてしまった。 私のせいだ。私があんな事を言ったからだ。 父や、皆はこの事を無かった事にした。 それの方が良い、これで汚れが消えた。 なんて皆が言う。 それでも私は必死になって、探し回った。 彼を助けるために探し回った。 そうして約1ヶ月後、私は幸一を見つけた。 衰弱し、今にでも消えそうな心臓の鼓動。 私は泣いた。 涙が止まらなかった。 凪沙「ごめんなさい。私のせいで、こんなめに。」 凪沙「幸一、幸一死なないで。」 すると幸一が目を覚ました。 私は喜んだ。 けれど、心と、感情が無くなっていた。 私は泣いた。
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