1人が本棚に入れています
本棚に追加
彼が誘拐されてしまった。
私のせいだ。私があんな事を言ったからだ。
父や、皆はこの事を無かった事にした。
それの方が良い、これで汚れが消えた。
なんて皆が言う。
それでも私は必死になって、探し回った。
彼を助けるために探し回った。
そうして約1ヶ月後、私は幸一を見つけた。
衰弱し、今にでも消えそうな心臓の鼓動。
私は泣いた。
涙が止まらなかった。
凪沙「ごめんなさい。私のせいで、こんなめに。」
凪沙「幸一、幸一死なないで。」
すると幸一が目を覚ました。
私は喜んだ。
けれど、心と、感情が無くなっていた。
私は泣いた。
最初のコメントを投稿しよう!