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だから僕は、圭吾に作り笑いをした。
すると、圭吾が、下を向いて少し震えていた。
幸一「圭吾どうしたの?」
圭吾「幸一、お前ってやつは、」
そして、圭吾は僕に抱きついてきた。
圭吾「なんて可愛いんだよ。お前が女ならすぐ、お持ち帰りだぞ。」
幸一「恥ずかしいよ。」
ゴン!!とデカイ音と共に圭吾が倒れた。
「なにしてんのよ。」
幸一「あ、おはよう笹木さん。」
この人は笹木恭子、僕たちと同じクラスの友達だ。
圭吾「いってーな、暴力女。」
恭子「うるさいね、幸一が困ってんだろ。」
笹木さんは僕の過去を知らない。
けど、僕に何故か優しくしてくれる。
圭吾「ったく、そんなんじゃ、」
と、言うと圭吾は笹木さんの耳元に顔を近付けた。
圭吾「幸一に嫌われるぞ。」
僕に聴こえないように何かを言った。
恭子「う、うるさい!」
笹木さんは赤くなりながら圭吾を殴った。
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