第12章 禁断の封印

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「もしかしたら……」 スクラップブックの最後に 張り付けられていた ――満面の笑顔を見せるサチの写真。 シャッターを切っているのは誰だ? 少なくとも 僕じゃない。 サチは僕の前で いつも切なげに微笑んでいた。 こんな風に 心の底から笑ったことは きっとただの一度もなかったから――。
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