第12章 禁断の封印
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時折映り込む僕らの写真も 今見ると作り物のようだ。 『蒼ちゃん この世の中は虚飾で満ちてるよ。 愛だってもしかしたらそうかもしれない。 時々怖くなるんだ。 どうか 僕の心を覗かないで。 ただしっかりと抱いていて欲しいんだ』 どうしてだろう。 順を追って読み返すごと 心を揺さぶられるどころか――。
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