第12章 禁断の封印

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「由良……なんでだよ……?」 僕の声に応えるかのように 乱れたシーツの ベッドが軋む。 無言の由良に代わって 「俺がいない間に――自分のモノにした気か?」 立ち尽くす僕を ナナが鼻先で嘲笑った。 「分かってるよ。あんただろ?こいつを焚きつけて、俺のこと警察に通報させたの」
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