第12章 禁断の封印

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「ただし、サチの日記帳を持ってこい」 突きつける――。 ただひとつ 真実を追求する条件として。 「ああ、あれね……」 僕が気づいたこと 瞬時に悟ったんだ。 「いいよ。お安いご用さ――すぐに行く」 言って由良は 受話器越し――。 かすかにキスの音色を落とし 電話を切った。
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