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ドンッ、ドンッ
よっちゃんは握りしめた拳の下を、僕の机に向け涙を流しながら何度も叩きつける。
「先輩っ!なんで私はこんなに間抜けで馬鹿なんすかっ!?」
さぁ、、何でだろ、、
「何で私はこんな子に育ったんすかっ!?一体誰がこんな子に育てたんすかっ!?」
さぁ、、何でだろ?、、
後、育てのは君の親。
「どうして私はこんな目にばっか遭うんすかっ!?何にも悪い事してないのにっ~~!!」
そんな目に遭うような何かを、持ち合わせているとしか言えない、、
そして、悪い事はしてないけど、蓋の締まっていない水がたっぷり入った容器を、ガンガン振るという馬鹿はやった、、
「一体私が何をしたというんすかっーー!?」
だから、馬鹿みたいにタップタプの水が入った、蓋の締まっていない容器を、馬鹿みたいに振り回して、馬鹿みたいに水を被るという馬鹿をやったんだってば、、、
よっちゃんは最後に強烈な泣き声をあげる。
「うびゃしゃーーー!!」
うびゃしゃー!って、、
女の子の泣く姿が、こんなに可愛くなく、可哀想に思えないのは、僕の男としての器が小さいのか、それとも、よっちゃんがハイパワー過ぎるのか、どっちだろ、、?
思えば、よっちゃんと初めて出会った日から後数ヵ月で一年位になるのか、、
その間、よっちゃんは今みたく色々なハチャメチャっぷりを見せてきた、、
正直、びしょ濡れになるより酷い、普通なら心が折れそうな事が、前にも山ほどあったのに、今さらというか、今頃になって、、
君のハートは、、
「なんで、、びしょ濡れなの、、?」
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