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「ぁ、ぁ、ン、照義、ガラス、汚しちゃう」
「そ、うですか? 美味しそうで、綺麗ですよ? 濡れて光って」
「な、に、言って、あぁ……ン」
奥まで掻き混ぜられて、熱に溶けてしまう。
いくら高層階だからって、桜の木が見えるガラスをすごく卑猥に汚してしまって、そのことにのぼせそうなくらい。
「達樹、興奮してる? すごい締め付け」
「だって、ぁ、あン、奥に来て、る、ひゃぁぁっ」
奥まで何度も突かれてる。
強く打ち付けあう度、触れ合う、混じり合う肌はものすごく熱いのに、目の前にある透明なガラスはとても冷たくて、乳首をそこへ無意識に擦りつけながら、ふたつの違う温度に目が回りそう。
「あ、あ、あっああぁ!」
興奮しないわけないんだ。
だって、世界中に俺が見せ付けてるんだから。
照義は俺のだよって、この人がこんなふうに本性剥き出しにして食べるように襲い掛かるのなんて、俺以外、誰も見たことがないでしょ?
って、ここで、こうして、見せびらかしてるんだ。
「ぁ、あ、照義っ、照義っ! ん、ぁ、んんんっ」
「貴方のイく時の顔だけは、誰にも見せられないな」
「んんんんっ!」
背中から覆い被さるようにキスされながら、奥まで激しく突かれて、突き上げられて、そのまま優しくて強引な手の中で弾かせた。
「ぁ……ン、気持ちイイ……」
世界が真っ白になるくらいに気持ち良くて、照義の大きな手からはみ出た白はしっかりガラス窓を汚してしまった。
「もっと、誕生日プレゼント、ちょうだい」
「いいですよ、いくらでも、貴方がいらないって言っても、今夜はたんまり差し上げます」
俺の共犯者がニヤリと笑って、その口元がものすごくセクシーだから、引き寄せられるように口付けて、中でドクドク脈打つ熱いものを、腰を揺らして、もっと奥まで招き入れた。
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