記憶

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「裏空(りく)。もう帰りましょ。体が冷えて来ているわ。」 裏空「……うん、そうだね母さん。」 お墓に手を合わせていた少年、無堂裏空 (むどうりく)は、立ち上がった。 裏空「………また来るね?流姫桜(るにさ)」 裏空のお参りしていた墓にはこの様に書いてあった。 千天流姫桜(せんてんるにさ) 16歳 6月22日死す 裏空の大切な、大好きな、親友であった シュガールのことである。
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