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?「あ、はい。……あの、僕は?」
オロオロしながら聞いてくる姿が何か可愛い。
シュガール「森に入って来て、始まりの森の主が連れて来てくれたんだ。」
?「ありがとうございます。……でも、僕は、魔力無しの落ちこぼれです。」
うん、知ってる。
?「だから、親にも、捨てられました。………だから」
シュガール「君が魔力無しなのも、親に捨てられたのも知ってる。」
声が震えていた小さな小さな体をそっと近くに寄せた。
シュガール「でもね?私は、貴方が欲しい。」
?「………欲しい?こんな僕が?」
シュガール「うん、君が私の事を思って言ってくれたのはわかった、……君がそれだけ優しいことも。」
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