美形と日記。

5/5
前へ
/9ページ
次へ
洗面所を出た俺は取り敢えず机に向かう事にした。 何かしらこの部屋の持ち主の情報が得られると思ったからだ。 机の横の本棚に視線をやる。 教科書は見つからず、分厚い参考書が数冊。 …他、「不良になるには」「不良とは」「好きな人に振り向いてもらうには」etc... 机の上には積まれた書類や手紙。 机の中には…メリケンサック……? え、チェーンやナイフまで……ええ、怖いわ。 座り心地の良さそうな椅子をどければ、一目で何か隠してると思える布がかけられたスペースが。 ナイフの次は拳銃かとドキドキしなから開く。 「…これは」 何十冊と陳列する分厚い本。 その中の一つを手に取り表紙を見れば、「俺様日記」 俺 様 日 記 見つけましたよ、手がかりパートワン。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加