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『うむ、確かに一理あるのぉ』
「でしょ!」
『しかしぬしよ、妾がどの様におぬしを助けたか知っておろ?』
それはちょっと前に聞いたよ。確かボクに憑依して……っ!
「もしかして?」
『多分その考えた通りのことじゃな。妾がもう一度憑依してやるんじゃ。
それで魔力の感じをつかめば一石二鳥じゃろ?』
「そんなことして何かおかしなこと起こらないのかな?」
また、性別が変わるのならいいけど。
『なんじゃ?そんなことを気にしておるのか。案ずるでない、妾が見えるようになるだけじゃ』
そんな話をしていると今度は目の前の男性が呻いてその後、動かなくなってしまった。
「え、死んじゃったの?」
『否と言いたいとこじゃがこの者は今のままじゃったらそう長くもしないうち死ぬな』
リーリエは死を強調させながら言った。
お陰で覚悟が決まった。
「わかったよ。リーリエ急いで憑依して」
『その意気じゃ。じゃぁ今からやるから気持ち悪くなったら言うのじゃぞ』
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