第一章~外の世界~

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「ねぇ人型ってなに?」 「あぁ、人型は高知能生物の共通点である直立歩行をし、手が物を器用に掴め、足が体の体重をしっかり支えれる動物のことを指すんだ」  体の構造によってもそんな違いがあるんだ。 「ねぇ、お母さんの体って今どこにある……!」  お母さんの方を見ると体は完全に朽ちて、再び初めてあった姿に戻っいた。 「ん?あぁ気にするでない。  で、妾の体じゃろ?それならヴァンピーロ城の地下奥に今はあるはずじゃ」 「……」  本でしか見たことないけど、その城は古くから国家の中枢を担っている建物として有名な物だったはず。  お父さんが申し訳なく聞いてきた。 「すまんが多分霊体になっているのはわかるのだが、霊体と会話出来ないからどんな話をしているのか解らん、教えてくれ。」  
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