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《○フォイside 》
クソ! アイツら本当に人間か?!
決闘を挑まれてから、人数制限をかけてないことに気付き、すぐさま権力を使ってこの場にいた全員を従えた
七大貴族や、その周りにいた奴は無理だったがな
そして、勇者がこの場にいたことを思い出し、適当な話で信じこませた
この戦力差があれば、アイツらがどんなに強くても大丈夫だとたかをくくっていたのだが・・・
「どういう事だ!」
蓋を開けてみれば、人数差なんて関係がなかった
撃破数は二千人を越えており、勇者は突破され、手元に残っているのは、自分と戦意喪失した使えない奴等ばかり
どうする?
僕一人では勝ち目はない!
あれを使うか・・・
ポケットから指輪を取りだしはめる
これは邪の宝具、過去の大戦で兵器として用いられ、その後廃棄されたものの唯一の生き残り
持っているだけで死刑だが・・・まあ、いい
ここにいる全員を殺せばいい話だ
僕は指輪に魔力を込めて
「ガアアアアァァァァァァ!!」
全身に狂うほどの痛みが走った
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