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さえずる小鳥の鳴き声で俺は目を覚ました
朝日が窓から斜めに差し込む
早朝6時、昨日寝たのは12時頃だったから、約六時間寝たことになる
眠い目を擦りながらベットから這い出ようとすると、横に違和感が
シーツの中を確認するとあどけない顔で寝ている我が妹、スノウがいた
その安心しきって眠っている姿に思わず苦笑する
俺が六歳くらいになるまで俺達は一緒に寝ていた
その名残があるのか、たまに俺のベットに潜り込んでくるのだ
年頃の女の子としてはどうかと思うが、特に拒否する理由もないためそのままにしている
「ずっと頑張ってたもんな・・・」
スノウの髪を優しく撫でつつ呟く
スノウは内政改革、俺は商談に追われていた
昨日やっと終わりにこぎつけたのだ
合計二週間、速いのか遅いのか分からない
そう、ここは旧○フォイ領
俺達が手に入れた領地の館である
全財産には土地の利権や、貴族の称号も含まれる
文字どおりすべて奪い取り、二週間ここで内政をしていた
バカ高い税金を引き下げたり、元の世界の知識を使って農業改革やら色々したり、奴隷を故郷に返し、非公認奴隷市や不当な取引をしている組合を潰したり
思い返すとよく二週間でやれたなと思う
時計をチラッと見る
6時20分、そろそろ起こした方がいいか
「スノウ、起きろ 朝だぞ?」
「う・・にぃ・・・」
今日は入試から二週間、待ちに待った入学式だ
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